工場の売却にかかる費用とは?税金や解体費用の相場を知ろう
2021.12.09
工場の売却では、税金や解体費、土壌浄化費用などのさまざまな費用がかかります。
工場をできるだけ高く売りたい場合、売却にかかる費用はなるべく抑えたいですよね。
今回は、工場の売却をご検討中の方に向けて、工場の売却にかかる費用についてご紹介します。
工場の売却にかかる費用とは?どんな税金がかかる?
工場の売却にかかる費用について、まずは発生する税金についてご説明していきます。
工場の売却を不動産会社に依頼した場合は、支払う仲介手数料に対して、消費税が発生します。
仲介手数料とは、不動産会社の売却活動や各種手続きに対する報酬で、売却が成功した場合のみ支払います。
さらに、消費税は工場を売却する売主が法人である場合、建物の売却代金にも課税されます。
売主が法人であれば、工場の売却益に対して法人税も発生し、法人税が控除された場合は残額に所得税が課税されます。
なお、珍しいケースですが個人が所有する工場を売却する場合は、売却益に対する消費税は発生しません。
しかし個人であっても、不動産売却で利益が出た場合は、譲渡所得税が発生します。
工場の売却にかかる費用とは?解体費用は必要?
工場を売却するとき、解体して更地にしてから売り出す必要はあるのでしょうか。
もちろんそのままでも売却することは可能ですが、解体して土地だけにしたほうが、用途の自由度が高いという理由で、買い手がつきやすくなります。
解体費用は、面積や工場の構造にもよりますが、たとえば鉄筋コンクリート造で100坪の工場の場合は、450万円から500万円ほどになります。
またアスベストが含まれている場合は、さらに処理に費用がかかります。
解体費用の負担については、交渉次第では買主と分担できる可能性があります。
設備が整っている工場では、解体しないほうが需要がある場合もあるので、解体が必要なのかは慎重に検討しましょう。
工場の売却にかかる費用とは?土壌浄化費用はかかる?
工場を売却する場合、土壌汚染調査をおこなうこともあります。
工場で有害物質を取り扱っている場合は、土壌汚染調査をおこなうことが法律で義務付けられています。
土壌調査の結果、有害物質が発見されれば土壌浄化費用が必要になります。
土壌浄化費用とは、土地の入れ替えや中和をする際にかかる費用です。
引渡し後に、土壌の汚染が発覚すると売主の責任が問われますので、のちのちのトラブルを防ぐためにも、調査を実施しておくと安心です。
まとめ
工場の売却では税金などの費用がかかりますので、事前にかかる費用を確認しておくと安心です。
解体や土壌調査にも費用がかかりますので、売却前に必要かどうか検討しておきましょう。
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