工場の売物件はなぜ少ない?工場を買うときのポイントとは?
2022.02.23
事業を始めるための工場を探していると、売物件が少ないと感じることがあるのではないでしょうか。
実際に工場の売物件は、通常の住居や店舗と比較して圧倒的に少なく、なかなか見つからないことも珍しくありません。
今回は、工場の購入をご検討中の方に向けて、工場や倉庫の売物件が少ない理由と工場を購入するときのポイントをご紹介します。
工場の売物件はなかなか見つからない?売物件が少ない理由
工場の売物件が少ない理由は、そもそも住居や店舗と比較して工場や倉庫自体の数が少ないということがあります。
さらにアパートやマンションのように新たに建築されることは珍しく、すでにある工場を利用しなくなったら売りに出すというのが一般的です。
実際の物件数と工場を探している方との需要と供給がマッチしていないので、なかなか希望の物件が見つからないことも少なくないのです。
また、工場の売却では不動産会社に仲介を依頼する方法ではなく、M&Aの手法を活用して売却されることも多いです。
M&Aは「合併と買収」を意味する言葉です。
不動産M&Aと呼ばれる手法は、不動産の獲得を目的におこなわれるM&Aで、株式を売買することで工場を譲渡します。
不動産M&Aが多く利用されると、工場の売物件は一般の市場には出回りません。
そのほか、築年数が古い工場は解体して更地にするケースが多いのも売物件が少ない理由の一つです。
工場は基本的に築浅物件が少ないので、引渡し後のリスク回避のために建物を取り壊すことが多くあります。
工場の売物件はなかなか見つからない?工場を買うときのポイント
お伝えしてきたとおり、工場の売物件は少ないので、物件探しが難航することもあります。
では、工場を買うときは、どのようなポイントがあるのでしょうか。
まず工場には耐用年数があり、木造の場合は15年、もっとも強度が高い鉄筋コンクリート造では38年とされています。
「耐用年数=寿命」ではなく、適切なメンテナンスをしていると建物の寿命を伸ばすことができます。
しかし定期的なメンテナンスをしていても、大型台風や地震など自然災害では大きな被害に見舞われることもあります。
築年数や構造などのデータだけではなく、適切な補修がされているのかを内見で実際に見極めることが必要ですね。
そのため、工場を購入する際は、一般的な不動産会社ではなく工場の売買に関する知識が豊富な事業用不動産専門の不動産会社で探すことがおすすめです。
弊社は倉庫・工場に特化しているので、工場の物件探しにも独自のアプローチが可能です。
まとめ
工場の売物件は住居や店舗と比較しても少ないので、事業にマッチした工場を探すのは簡単なことではありません。
また、築年数や構造などのデータだけではなく、適切なメンテナンスや補修がされているのかを実際に見極めることが必要です。
株式会社トチタテビルディングでは、関西を中心に売り倉庫・売り工場物件をご紹介しています。 工場物件を売りたい・買いたいとお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。