貸倉庫で用いられるDASってなに?導入するとどんなメリットがある?
2023.04.19
貸倉庫では荷物の仕分け作業をおこなうことが多いですが、DASというシステムをご存じでしょうか。
DASは仕分け作業を簡略化し正確に仕分けができるようにサポートしてくれるシステムです。
今回は倉庫・工場の売買や賃貸をお考えの方に向けて、貸倉庫で用いられることの多いDASとはなにか、導入するメリットについてご紹介します。
貸倉庫で用いられるDAS(デジタルアソートシステム)とは?
DASとは、Digital
Assort System(デジタルアソートシステム)の略称で、生産現場や物流センターの仕分け作業を支援するシステムです。
仕分け作業とは、倉庫に集められた荷物をルールに沿って分類していくことです。
DASを導入することで、この仕分け作業を効率的に、ミスなくおこなうことができます。
DASでは、ラックと呼ばれる仕分け棚の間口にデジタル表示器を設置し、仕分け商品の投入数を表示します。
仕分けする商品をハンディターミナルなどで読み込み、デジタル表示器で指示された数量を投入していくことで効率化が可能です。
DASは、種まき方式の仕分け作業で使用されます。
種まき方式とは、トータルピッキングとも呼ばれ、一度集めた荷物を出荷先ごとに分ける方法です。
商品ごと仕分けする摘み取り方式もありますが、出荷アイテムの種類が多い場合は種まき方式が適しています。
畑で種を蒔いているように荷物を仕分けしていくのには時間と手間がかかるうえに、ミスも誘発しやすいため、DASのような支援するシステムが必要になります。
貸倉庫で用いられるDAS(デジタルアソートシステム)のメリットとは?
貸倉庫などの仕分け作業にDASを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
まず、先ほどもお伝えしたように、DASによって工数のかかっていた仕分け作業を効率化することが可能です。
これまでは、紙の仕分けリストを照合しながら商品を投入していたのが、光っている間口に指示台数分の商品を投入するだけで、仕分けが完了します。
作業者の知識や熟練度に左右されることも少なくなり、ミスを減らすこともできるでしょう。
初心者でもベテランと同じように作業ができ、仕分け作業の標準化も実現可能です。
作業が簡略化されることで、研修時間のカットや人員削減、人手不足の解消にもつながります。
まとめ
今回は倉庫・工場の売買や賃貸をお考えの方に向けて、貸倉庫で用いられることの多いDASとはなにか、導入するメリットについてご紹介しました。
DASは、種まき方式で仕分けをしている貸倉庫におすすめのシステムです。
作業効率の向上やミスの削減、人件費のカットなどが期待できるので、ぜひ導入を検討してみてください。