貸工場で雨漏りが発生するとどうなる?雨漏りの原因と応急処置をご紹介!
2023.06.30
工場内には、さまざまな設備や製品、材料などがあるため、雨漏りによる水濡れは避けなければなりません。
工場の雨漏りは、どういった原因で発生してしまうのでしょうか。
今回は、貸工場をお探しの方に向けて、貸工場で雨漏りを放置するリスクと雨漏りが発生する原因、応急処置についてご紹介します。
貸工場の雨漏りは放置しないで!雨漏りのリスクとは?
貸工場で雨漏りが発生していても、被害が少なく、業務に影響がない場合は放置されてしまうこともあるでしょう。
しかし、工場の雨漏りは、二次被害、三次被害を引き起こすリスクがあります。
雨漏りによって機械が水に濡れてしまうと、サビや腐食が進み、故障の原因となってしまいます。
また、製造した製品が濡れてしまうと、商品価値が低下し、廃棄することになってしまうでしょう。
さらに、床が濡れることで作業員が転倒するリスクや、電気設備がショートして火災が発生するリスクもあります。
貸工場の雨漏りが発生してしまうのはなぜ?その原因とは?
貸工場で雨漏りが発生する原因は、主に屋根の経年劣化です。
貸工場の屋根は直射日光や紫外線、風雨などにさらされているため、劣化が進みサビやひび割れが起こりやすくなります。
また、コーキング部分やボルト周りが劣化することでも、穴が開いたり、隙間ができたりして雨漏りが発生するリスクが高まります。
その他、外壁の経年劣化も雨漏りの原因のひとつです。
外壁も屋根と同様に、少しずつ腐敗が進んでいるため、メンテナンスしていないと雨漏りの原因となってしまいます。
貸工場の雨漏りが発生してしまったときの応急処置は?責任の所在は?
貸工場で雨漏りが発生した場合、まずは契約内容を確認し、責任の所在を明確にしましょう。
貸倉庫は賃貸物件なので、基本的には所有者である貸主が修理する義務を負っています。
そのため、事前に雨漏りのリスクが説明され、条件として家賃が格安になっている場合などを除いて、損害義務は貸主にあると考えて良いでしょう。
すぐに修理依頼ができない場合は、被害が進行しないように借主が応急処置をおこなうことをおすすめします。
応急処置としては、防水テープやビニールシート、コーキングなどで雨漏り箇所を塞ぐなどの方法があります。
なお、これらの方法は、あくまでも一時的な処置なので、雨漏りは放置せずに、早急に貸主に連絡し、専門の業者に修理してもらいましょう。
まとめ
今回は、貸工場をお探しの方に向けて、貸工場で雨漏りを放置するリスクと雨漏りが発生する原因、応急処置についてご紹介しました。
貸工場の屋根や外壁の経年劣化によって雨漏りが発生すると、設備の故障や製品の廃棄、工場内での事故などにつながります。
貸工場で雨漏りを発見したら、被害が広がらないように早急に対応することをおすすめします。