倉庫・工場における電力と動力の違いは?倉庫・工場でおすすめなのはどちらかご紹介
2023.07.23
倉庫・工場で電力会社と契約する際に、電力・動力のどちらを選択すべきなのでしょうか。
電力と動力には違いがあり、使用の条件も異なります。
今回は倉庫・工場をお探しの方に向けて、電力と動力の違いと、倉庫・工場でおすすめなのはどちらなのかについてご紹介します。
倉庫・工場ではどっちにすべき?電力と動力の違いとは?
電気の供給方法には、一般的に馴染みのある電力の他にも、動力という方式もあります。
電力とは、日常的に目にすることの多い、2つ穴コンセントから電気が供給されるタイプのものです。
2つ穴コンセントは2線式の単相100Vで、世界的にみても安全性が高いのが特徴です。
エアコン用のコンセントは3つ穴の3線式で、単相200Vと呼ばれています。
一方で動力とは、倉庫や工場、店舗、事務所などで使用される業務用の電力のことです。
動力の場合、コンセントは4つ穴で三相200Vと呼ばれ、業務用の機材に使用されます。
電力と動力の違いは、簡単にいうと消費電力の大きさです。
大きな消費電力を必要とする産業用の設備を使用する場合は、電気の使用量が多くなるため、一般的に動力が選択されます。
倉庫・工場では電力と動力どっちがおすすめ?その理由とは
先ほどご紹介したように、電力消費の多い業務用の設備を使用する倉庫・工場などでは、電力よりも動力がおすすめです。
なぜなら、電力と動力では電力会社との契約プランも違い、動力は基本料金が高めですが、使用料金は抑えられます。
電力のように使えば使うほど料金が高くなる従量課金ではないため、使用量が多いのであれば、結果的に動力の方が総額のコストが安くなるでしょう。
しかし、近年では業務用の機器のほとんどは単相3線式、つまり単相200Vで設計されています。
溶接機、コンプレッサー、フォークリフトの充電、業務用エアコンなどに関しても、単相200Vの契約で対応可能なケースも多いです。
動力が必要になるのは、倉庫・工場に電動シャッターやエレベーターを設置する場合や、ガレージで業務用の機器を使用する場合などです。
倉庫・工場で動力を使用したい場合は、動力を使用できる環境が整っていることを条件に物件探しをすることをおすすめします。
動力を契約する場合は、工事が必要になることもあるため、工事店や電力会社との検討が必要になります。
まとめ
今回は倉庫・工場をお探しの方に向けて、電力と動力の違いと貸倉庫でおすすめなのはどちらなのかについてご紹介しました。
電力は一般家庭で使用する家電などを使用する場合に選択され、動力は大きな電力を使用する場合に適しています。
倉庫・工場でどちらを使用するのかに関しては設置する設備によって検討する必要があります。
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