工場や倉庫の改修工事のメリットや費用について解説!
2024.06.15
工場や倉庫は、そのほかの建物と同じく経年劣化によって不具合が生じるケースがあります。
資産価値や安全性を確保するには、定期的なメンテナンスやリフォームなどの改修工事が必要です。
今回は、工場や倉庫の改修工事をすべきタイミングや、改修工事のメリット、改修工事にかかる費用の目安を解説します。
工場や倉庫の改修工事をすべきタイミングとは?
工場や倉庫の改修工事をいつおこなうべきかの目安は、次の4点です。
まず1つ目は、雨漏りです。
築10年を経過したあたりで発生した雨漏りは、劣化によって雨が降る度に水が浸入し、見えないところで被害が広がった結果だと考えられます。
また、資材や機械が濡れて故障するなど、大きな損害も起こしかねません。
2つ目の目安は、外壁のひび割れです。
外壁に生じたひびは劣化が起こっているサインなので、早めに工事を検討すべきでしょう。
3つ目は、15年以上メンテナンスをおこなっていない場合です。
建物を長く安全に使うには定期的なメンテナンスは欠かせず、15年以上放置すると塗装の防水効果などが切れている可能性があります。
4つ目の目安は、暑さです。
真夏の暑さは熱中症の危険があり仕事の効率も下がってしまうため、外壁や屋根を遮熱塗料で塗装するなどの対策が必要です。
工場や倉庫の改修工事をおこなうメリット
工場や倉庫の改修工事をおこなうメリットとしてまず挙げられるのは、資産価値の維持です。
定期的なメンテナンスをおこなわずいると、建物は年々劣化します。
改修工事をすれば価値を維持することができるだけでなく、機能性が向上してより価値を高めることができます。
次に、企業価値の向上もメリットの1つです。
建物の見た目や機能性を工事によって改善することは、企業に対する周りからの評価を上げることにも繋がります。
また、事故の防止や従業員のモチベーションアップが期待でき、生産性の向上にもつながるでしょう。
建物の劣化は、従業員の怪我や事故など、労災の原因になる場合があります。
また、劣化が進み安全に働きにくい環境はモチベーションが下がりやすいため、働きやすい環境の整備によって生産性の向上が期待できます。
工場や倉庫の改修工事にかかる費用の目安
改修工事は工場や倉庫の広さ、現状、工事内容などさまざまな要因で費用が大きく変わります。
屋根・外壁の塗装は、シリコン塗料・50坪の場合は60万円以上、遮熱塗料・50坪だと65万円以上になるでしょう。
屋根が破損している場合は、塗料工事ではなく、カバー工法か葺き替えで修繕する必要があります。
カバー工法は1㎡あたり5,000円~1万5,000円、葺き替えは1㎡あたり1万~5万円が目安です。
床塗装は、水性用・油性用ウレタン塗装だと1㎡あたり1,500円以上が相場です。
このように、工法や用いる塗料の種類によって金額が変わるため、詳細な見積もりを業者に出してもらうことをおすすめします。
まとめ
工場や倉庫の改修工事は、建物の耐久性を高めるだけなく、資産価値や企業価値を上げることにも繋がります。
また安全性を高め、従業員のモチベーションや生産性を上げる助けにもなります。
定期的なメンテナンスはもちろん、雨漏りやひび割れなどのサインがあれば速やかに対応しましょう。
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