工場の屋根はどの屋根材を選べば良い?修繕費用相場や注意点も解説
工場の屋根の修繕を考えながら、どの屋根材を選べば良いのか悩んでいませんか?
今回は、工場の屋根として主流な屋根材について、それぞれの特徴や修繕費用の相場をご紹介します。
屋根材ごとのメンテナンスの周期や、業者選びの注意点も把握しておきましょう。
工場の屋根材として主流なもの
工場の屋根材として主流なのは「波板スレート」「折板屋根(折半屋根)」「瓦棒屋根」の3つです。
波板スレートは、スレート材が波打っている形状の屋根のことで、波の幅によって小波スレート(幅720mm)と大波スレート(幅950mm)に分けられます。
2004年以降に製造されたものはアスベストを使っておらず、いずれも耐久性が高いことが特徴です。
折板屋根(折半屋根)は、金属銅板をジグザグに折り曲げたもので、耐久性の高さと低コストを両立しており、自転車置き場や体育館の屋根にも多く使われています。
瓦棒屋根は、一定間隔で並べた瓦棒の間に金属板を葺くタイプの屋根で、「トタン屋根」という呼び名になじみがある方も多いかもしれません。
工場の屋根の修繕費用相場・メンテナンスの注意点
工場の屋根を修繕する際の1平米あたりの費用相場は、上から塗料を塗り直す塗装工事の場合、波板スレートで5,000~8,000円、折板屋根で4,000~7,000円ほどです。
現在の屋根の上から新しい屋根材を重ねるカバー工法の場合は、波板スレートで8,000~1万円、折板屋根で5,000~8,000円ほどかかります。
修繕が済んでから再度メンテナンスが必要になるまでの期間の目安は、波板スレートで5~7年、折半屋根で10~15年、瓦棒屋根で5~12年ほどです。
屋根の修繕・メンテナンスを依頼する際は、価格の安さで決めるのではなく豊富な施工実績がある業者を選びましょう。
建築業法の定めにより、施工価格が500万円以上となる工事には建築業許可証が必要となるため、大規模な工場の場合はこの点も確認したうえで業者を決めてください。
まとめ
工場の屋根材として主流なのは「波板スレート」「折板屋根(折半屋根)」「瓦棒屋根」の3種類です。
いずれも耐久性には優れていますが、遮音性・断熱性・遮熱性・耐火性は素材に左右されるため、予算の範囲内でより適したものを選びましょう。
屋根の修繕費用の相場は、塗装工事の場合、波板スレートで5,000~8,000円、折板屋根で4,000~7,000円ほどで、カバー工法の場合は、波板スレートで8,000~1万円、折板屋根で5,000~8,000円ほどです。
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