コンベアの種類や特徴は?導入するメリットと注意点も解説
コンベアは、産業界の運搬業務において重要な機器です。
その種類や用途についてよく理解したうえで導入すると業務の作業効率を高められるため、工場を運営する方にとっては不可欠な知識といえるでしょう。
そこで今回は、コンベアの種類や特徴にくわえて、導入のメリットと注意点についても解説します。
コンベアの種類と特徴について
コンベアは、大きく分けると4種類に分類されます。
1つ目はベルトコンベアで、幅広いゴム製ベルトのうえに物品を乗せて運搬するものです。
これは、構造がシンプルで、メンテナンスがしやすい点が特徴です。
2つ目のローラーコンベアは、搬送面がローラーになっているタイプで、かさのある物品の運搬に適しています。
3つ目は振動コンベアで、振動モーターで物品を運搬するタイプのコンベアです。
これは、粉末や粒状の材料など、特定の条件下で効率的な運搬を可能にします。
4つ目のチェーンコンベアは、チェーンとスラット、パレットなどを使用するコンベアで、重い荷物や大型の物品の運搬に使用されています。
コンベア導入のメリット
コンベア導入のメリットは主に3つあり、1つ目が人手による作業を省ける点です。
これによって、単純作業は機械に委ね、コア業務に人員を配置できるようになるなど、運搬のリソース削減ができます。
2つ目のメリットは、コンベアを使用することで、運搬だけでなく組み立てや加工の作業も可能である点です。
たとえば、ライン上で伝票の貼り付けやチラシの封入などの作業ができるため、作業が効率的になるでしょう。
3つ目のメリットは、高い耐久性を備えている点です。
具体的には、弾力性のあるベルトコンベアだと過酷な環境下でも搬送物の衝撃を吸収し、長期間問題なく使用し続けられるため、導入におけるコストパフォーマンスが高くなるでしょう。
コンベア導入の注意点について
コンベア導入における注意点は、主に2つあります。
まず、定期的なメンテナンスを必要とする点です。
たとえば、ベルトやチェーンは消耗品であるため、調整や交換が必要となります。
くわえて、交換には費用がかかるため、導入費用だけでなくランニングコストも予算に入れておくと良いでしょう。
次に、コンベアを設置するためには、スペースの確保が求められる点も注意点です。
これは、ラインが長くなるほど、大きなスペースが必要となります。
また、新たなスペースを拡張する場合は、高額な費用がかかる可能性があるため、計画性を持った導入が大切です。
まとめ
コンベアの種類には、ベルトコンベアやチェーンコンベア、振動コンベア、ローラーコンベアの4種類があります。
それらを導入するメリットとして、運搬のリソース削減や作業の効率化が可能になる点が挙げられます。
なお、コンベア導入には大きなスペースが必要となることにくわえて、定期的なメンテナンスもしなければいけない点にも注意をしましょう。
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