工場で使用されるクレーンの種類は?天井型・橋形・壁型の3つをご紹介!
工場の建設をご検討中の方のなかには、自分がおこなう事業にどのようなクレーンが必要になるか疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
そして、クレーンがどのような特徴を持っているかを事前に把握しておくと、後悔せずにクレーンを選ぶことができますよね。
そこで今回は、工場で使用されるクレーンの種類と特徴について、「天井クレーン」「橋形クレーン」「壁クレーン」の3つをご紹介していきます。
「天井クレーン」の特徴とは
天井クレーンとは、天井に近い高さにクレーンを設置するタイプで、工場では一般的な設備を指します。
工場屋内の向かい合う壁面にレールを設置し、レールの間に移動できるガーダという固定部品を設置したら完成です。
そして、ガーダの上を水平方向にクレーンが移動するため、下の空間を最大限に活用できる点が特徴といえます。
また、前述したように、天井クレーンは天井近くで稼働できるため、下の空間でフォークリフトなどの大きなマシンを稼働させることも可能です。
「橋形クレーン」の特徴とは
橋形クレーンとは、地上にレールを設置し、その上を橋形に組まれた脚つきのガーダが水平移動する設備を指します。
埠頭などの屋外に多くみられるタイプですが、工場内でも活用されているのです。
レールを地上に設置するため、建屋側の制約を受けずに設置できるのが特徴です。
強力な吊り上げ能力を持ち合わせ、サイズの大きな品物や重さのあるものを持ち上げられます。
橋形クレーンの種類にはレールの片方を地上に設置し、もう片方を屋外に設置する「片脚橋形クレーン」があります。
作業場所や使用用途に合わせてカスタマイズできるのも魅力です。
「壁クレーン」の特徴とは
壁クレーンとは、建物の壁沿いに設けられたランウェイに沿って動くジブクレーンです。
ジブの先端にクレーンが固定されている固定式と、ジブに沿ってトロリが移動する可動式があります。
また、ジブの特徴として、多くが旋回できるといった点が挙げられます。
コンパクトな設計になっているため、床面積が限られたエリアに多く取り入れられているのです。
そして、操縦性に優れており、軽量から中荷重の品物の運搬が可能です。
主に天井クレーンの補助的に設置されており、設置か所に制限が少なく、比較的簡単に設置できます。
まとめ
工場で使用するクレーンは設置方法と対応できる荷物の大きさや重さが異なり、使用目的や設置場所の広さを考慮して選択することをおすすめします。
天井クレーンは工場内の壁面にレールを設置し、下の空間を最大限に活用でき、フォークリフトと併用して荷物の移動が可能です。
また、橋形クレーンは地上にレールを設置し、強力な吊り上げ能力を持ち、壁クレーンは壁沿いに設けられ、コンパクトな設計で床面積が限られたエリアに取り入れ可能です。
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