工場のシャワールーム設置は法令義務?設置の費用相場とメリットを解説
工場や倉庫を運営する方のなかには、シャワールームの設置を検討しているが、その費用やメリット・デメリットを踏まえて検討したいと考える方も多いでしょう。
そこで今回は、工場や倉庫にシャワールームを設置することをテーマに、その費用相場や工法による違い、具体的なメリットについてくわしくご紹介します。
工場に設置するシャワールームの費用相場は?
シャワールームを設置するとき、その費用や工事期間は、工事内容によって異なってきます。
シャワールームを一つの部屋として設置する「在来工法(ざいらいこうほう)」では、50万円から250万円程度、組み立て式の「ユニット工法」では25万円~60万円程度が費用の相場となります。
あとから増設する場合には、手軽で比較的低コストであるユニット工法がおすすめです。
また、シャワールームは0.25坪から0.5坪ほどあれば設置できるため、コンパクトで場所を選びません。
工場や倉庫にシャワールームを設置するメリットとは?
実は、工場や倉庫では、そこで働く人々の労働環境を整えるためにも、労働安全衛生法によって、緊急用シャワーや洗眼機の設置が義務付けられています。
職場環境を充実させるという意味合いでも、シャワーの設置は重要な意義をもっているといえるでしょう。
そのほかにも、シャワールームを設置することで次のようなメリットがあります。
緊急用シャワーとして
緊急用シャワーとは、工場や作業現場にて化学物質などの有害物質に汚染してしまった際に、その場で洗い流すための装置です。
緊急シャワーや安全シャワーなどとよばれることもあり、緊急用シャワーは設置が法令によって義務付けられています。
いざ作業者が汚染されてしまったときには、シャワーがあることで応急処置として安全な水で汚染を洗い流すなど、重要な意味合いをもちます。
2階への設置が可能
浴室を2階以上の階層に設置するためには、お湯の重量への耐久性をつけるため、また水漏れを防ぐために床や天井の補強をおこなわなくてはなりません。
一方で、シャワールームでは床を補強する必要性がないため、低予算での設置が可能となります。
浴室よりも低価格である
シャワールームは、浴室と異なって広いスペースがいらず、また低価格での設置が可能です。
手軽に導入できるため、あとからの設置も安心といえるでしょう。
まとめ
今回は、工場や倉庫にシャワールームを設置することをテーマに、その費用相場や工法による違い、具体的なメリットについてくわしくご紹介しました。
作業者の安全を守り、職場環境を整えるためにも、シャワールームの設置を検討することをおすすめします。
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