倉庫の売却を検討中の方へ!解体する際の費用と注意点をご紹介
2022.01.11
所有していた倉庫を手放したいと考えている方で、「倉庫を解体したほうが売れやすくなるのではないか」と考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
長い間使用していた倉庫の解体をする場合は、さまざまな注意点があります。
今回は、倉庫の売却をご検討中の方に向けて、解体する場合の費用と注意点をご紹介します。
倉庫を解体して売却する場合の費用の相場はどのくらい?
倉庫を売却したい場合、倉庫を残したまま売却するか、更地にするべきか悩みますよね。
倉庫自体が古い場合は、更地のほうが買い手にとって不安材料が少なく買い手がつきやすくなるため、解体することをおすすめします。
一般的には倉庫よりも住宅用の土地を探している方のほうが多いので、売却する際に有利になるといえます。
倉庫を解体するときにかかる費用は、倉庫の構造や種類によって異なります。
解体費用の相場は、木造の倉庫は1坪あたり1.5万円から2.5万円ほど、鉄骨倉庫やプレハブ小屋の場合は1坪当たり2万円から3万円ほどです。
費用は付帯工事や立地条件、残置物があるのかなどによっても異なる点に注意が必要です。
たとえば、アスベストを含んだ建材が使用されている倉庫の解体や、解体がしにくい立地の場合は、費用が高くなります。
アスベスト除去工事が必要な場合は、処理面積が300㎡未満だと1㎡あたり2万円~8.5万円ほどかかりますが、処理面積が広くなるほど1㎡あたりの費用が小さくなります。
立地条件に関しては、周辺に重機が入りにくい場所や隣の建物との距離が近いと価格が高くなるでしょう。
倉庫を解体して売却する場合に気を付けたい注意点とは
次に、売却のために倉庫を解体するときの注意点をご紹介します。
倉庫は住宅と比較して構造が複雑ではないので、ご自身で解体できるのではと思われる方がいらっしゃいます。
個人で解体することは不可能ではありませんが、さまざまなリスクがあるのでプロに任せることをおすすめします。
とくに延べ面積が80㎡以上ある大きな倉庫の場合は、建設リサイクル法によって、届け出をした事業者しか解体できないことになっています。
解体工事の事前準備としては、倉庫の荷物の撤去、害虫や害獣の発生確認、ご近所への挨拶があります。
解体によって出る廃棄物の処分方法は、事前に確認しておきましょう。
害虫や害獣の除去も事前におこなっておくことで、周囲へ離散しまう可能性をなくすことができます。
また、小さな倉庫でも騒音は発生するので、近隣トラブルを回避するためにもご近所への挨拶は早めにすましておくのが得策です。
まとめ
ご紹介したように倉庫の解体にはさまざまな注意点があり、事前準備が重要になります。
倉庫の売却を検討する際、解体も視野に入れる場合は、解体費用や注意点を事前に把握しておきましょう。
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