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工場は廃業と売却どちらにするべき?廃業の流れや売却するメリットをご紹介

工場は廃業と売却どちらにするべき?廃業の流れや売却するメリットをご紹介

工場を廃業するときは、機材の整理をはじめ手続きに相当の手間がかかります。

そのため、工場は機材などを残したまま、会社ごと売却したほうが良いケースも多いです。

今回は、工場や倉庫の賃貸をご検討中の方に向けて、工場を廃業するときの流れと、工場をたたまずにそのまま売却するメリットについてご紹介します。

工場は廃業せずに売却できる?廃業の流れと必要な手続きとは


工場の廃業をするときは、どのような手続きの流れになるのでしょうか。


まずは最初のステップとして、工場の営業終了日を決定し、株式総会で同意を得る必要があります。


有限会社や家族経営の場合は、経営者間の話し合いで廃業の判断をおこないます。


解散日が決定したら、2週間以内に法務局に登記しなければなりません。


働いていた従業員は退職をしてもらうことになるので、退職金などの調整も必要です。


そして廃業が決まったら、大型の機材を処分し、その他の資産や負債なども整理します。


大型の機材は基本的に転売が難しく、同業他社に格安で譲るのが現実的です。


リースしている機材については、契約を解除する必要があります。


このような機材の処分には時間がかかることも多いので、工場を廃業するときは、年単位でスケジュールを立てる必要があるでしょう。

また、廃業の際には、解散確定申告と精算確定申告が必要になります。


それぞれに期限が決められているので、手続きは計画的におこないましょう。


登記をはじめとしたさまざまな手続きには、それなりのコストがかかるので、費用についても把握しておく必要があります。

細かい手続きは他にもたくさんあり、工場の廃業には相当の手間がかかります。


工場は創業するよりも、廃業するほうが手間がかかるといっても過言ではありません。

工場の廃業には手間がかかる?売却するメリットは?


ご紹介したように、工場の廃業には手間とコストがかかるので、会社ごとそのまま売却するという方法もあります。


売却する場合は、機材をそのまま残しておくことができ、さらに工場を取り壊す必要もありません。


もし、工場を解体して更地にする場合や、さらに土壌改良が必要になれば、数百万円から数千万円の多額の費用がかかることもあるでしょう。

また、M&Aで事業を継続することができれば、従業員の雇用を守ることも可能です。

手続きにかかるコストも必要ないので、廃業をせずに売却できれば、金銭的なメリットも大きいでしょう。

まとめ


今回は、工場や倉庫の賃貸をご検討中の方に向けて、工場を廃業するときの流れと、工場を畳まずにそのまま売却するメリットについてご紹介しました。

工場の廃業には複雑な手続きが必要で、綿密にスケジュールを立てる必要があります。

会社ごと売却することができれば、コストが削減できるだけでなく、手間も格段に減るので、ぜひ検討してみてください。

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