工場購入で補助金が利用できる?HACCP補助金とは
2022.10.21
工場購入では、多額な費用が必要になりますが、少しでもコストを下げるために補助金の利用を検討するのがおすすめです。
今回ご紹介するHACCP補助金とは、食品事業者の方が利用可能な農林水産省による補助金です。
この記事では、工場購入をお考えの方に向けて、利用できる補助金の一つであるHACCP補助金とはなにかと、申請するための手続きについてご紹介します。
工場購入で利用できるHACCP補助金とは?支給対象は?
工場購入を支援するために、国や地方自治体が政策の一環として、さまざまな補助金制度を創設しています。
今回取り上げるHACCP補助金とは、農林水産省による補助金制度で、HACCPの基準を満たすための設備に対して支援するものです。
HACCPとは、Hazard(危害)Analysis(分析)Critical(重要)Control(管理)Point(点)の頭文字をとったもので、ハサップと呼ばれています。
HACCPは、食品衛生に関する安全管理の手法で2021年6月1日からは、原則としてすべての食品事業者にHACCPに沿った衛生管理をすることを義務付けています。
HACCP補助金は、日本の食品の輸出事業の拡大を支援することを目的とした制度です。
食品事業者に支給される補助金で、支給対象は法人、地方公共団体、都道府県の審査を通過した事業者です。
施設の新設や増設、機器の整備に対して補助が受けられるので、工場購入でも利用できます。
2022年の交付額は500万円から3億円になっており、交付率は3/10以内または1/2以内です。
工場購入で利用できるHACCP補助金の手続き方法
次に、工場購入でHACCP補助金を利用するときの手続きと申請方法についてご紹介します。
HACCP補助金を申請するには、まず各都道府県の窓口で事前に相談をしたうえで、窓口に「事業実施計画書(案)」と必要書類を提出します。
必要書類には、輸出事業計画も含まれ、事業実施計画書と整合性がとれているかがチェックされます。
募集スケジュールや締切日は都道府県によって異なるので、担当窓口で確認することをおすすめします。
申請の締め切り後、およそ1か月程度で採択決定・交付がおこなわれます。
まとめ
この記事では、工場購入をお考えの方に向けて、利用できる補助金の一つであるHACCP補助金とはなにかと申請するための手続きについてご紹介しました。
輸出をおこなう食品事業者で工場購入をされる場合は、HACCP補助金が利用できます。
申請が通れば大幅にコストカットが可能なので、ぜひ利用を検討してみてください。
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