土地活用として貸倉庫を経営するメリット・デメリットは?利回りは高い?
2022.11.08
近年は、空いている土地を利用したコンテナハウスの貸倉庫が、街中でよく見かけられるようになりました。
土地活用にはさまざまな選択肢がありますが、空き地で貸倉庫を経営するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、土地活用にお悩みの方に向けて、貸倉庫を経営するメリット・デメリットについてご紹介します。
土地活用で貸倉庫経営をするメリットとは?初期費用や利回りは?
土地活用で貸倉庫経営をするメリットは、初期費用の安さです。
アパート・マンション経営では、建築費用が数千万単位の高額になってしまいます。
銀行から融資を受ける場合、空室が発生することで、返済が厳しくなるリスクもあるでしょう。
一方、土地活用の場合は屋外型のコンテナを設置することになりますが、数百万程度の初期費用で始めることが可能です。
返済額を少しでも抑えることで、経営における心理的な負担を減らすことができます。
さらに、貸倉庫経営は利回りが高いところもメリットです。
初期費用が抑えられることで、利用者の単価が低く、収入が少なくても高い利回りで運用が可能です。
貸倉庫経営では、一般的に10%から20%の利回りが見込まれるとされています。
近隣に競合の貸倉庫もなく、立地も良ければ、初心者であっても安定した収益が見込まれるでしょう。
土地活用で貸倉庫経営をするデメリットは?集客が難しい?
次に、土地活用で貸倉庫経営をおこなうデメリットについてご紹介します。
まず、貸倉庫は設置できる土地が限られます。
貸倉庫は、第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域などの用途地域では、建設することはできません。
所有している土地が住宅用の土地であった場合は、上記の用途地域であることも多いので、確認が必要です。
貸倉庫は集客が難しいので、設立が可能な用途地域であっても、人目につかない場所では経営に苦労する可能性があります。
また、固定資産税の減額措置などの税制優遇措置が受けられないので、節税効果が低いところもデメリットです。
そのほか、金融機関からの融資が受けにくいのも貸倉庫経営のデメリットです。
初期費用は抑えられるものの、融資がゼロであればまとまった額の自己資金が必要になります。
まとめ
今回は、土地活用にお悩みの方に向けて、貸倉庫を経営するメリット・デメリットについてご紹介しました。
貸倉庫経営では、高い利回りが期待できるところがメリットですが、住居を建築する場合と比較して節税効果は低くなっています。
貸倉庫は集客が難しいところも注意が必要で、集客が見込める立地である場合は前向きに検討することをおすすめします。
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