工場・倉庫を修繕する必要はある?その目的や工事の種類をご紹介
2024.03.15
一般的な住宅と同様に、工場や倉庫も経年劣化が発生するため、場合によっては修繕が必要なケースもあります。
しかしなぜ修繕をおこなうのか、どんな修繕をおこなうのかを理解しておかないと、最適な修繕ができないこともあるでしょう。
そこでこの記事では、工場・倉庫を修繕する目的と、修繕工事の種類をご紹介いたします。
工場・倉庫を修繕する「目的」とは?
賃貸物件として借りたり、中古で購入することの多い工場や倉庫は、建築されてから年月が経っている場合が多いです。
なかには建築されてからメンテナンスがおこなわれておらず、放置されているケースも少なくありません。
そのため通常の住宅などと同様に、工場や倉庫も経年劣化や物理的劣化によって、建物や設備に損傷が発生している可能性があります。
もし建物や設備の劣化を放置したまま業務をおこなっていると、工場・倉庫内の環境が悪化し、トラブルに至ることもあります。
たとえば雨漏りが発生した場合、製品が濡れたり、機械が故障することが考えられるでしょう。
また気密性や断熱性が低下し、製品にサビやカビが発生したり、従業員の作業環境が悪化することも考えられます。
そこで建物や設備の劣化を修復し、トラブルを未然に防止したり、環境を改善することを目的に、工場・倉庫の修繕をおこないます。
工場・倉庫の修繕工事の「種類」とは?
では実際に工場や倉庫を修繕する場合、どこを修繕すれば良いのでしょうか?
工場・倉庫の修繕工事には、主に四つの種類が存在します。
一つ目は、雨漏りの発生や気密性・断熱性の悪化を防ぐ「外装」の修繕です。
屋根や外壁のひび割れやコーキングの修繕、防水処理の施工をおこなうほか、再塗装することで印象も良くなります。
二つ目は、「内装」の修繕です。
工場・倉庫内は日々の業務で床や壁などの内装材や、防水・滑り止め加工なども劣化しているため、修繕することで環境の改善を目指します。
三つ目は、柱・床・梁・基礎などの「構造」の修繕です。
この修繕は建物の耐久性や耐震性に関わるもので、おこなうことで災害にも強く長期的に使用できる工場・倉庫に改善できるでしょう。
四つ目は、電気設備や給排水設備などの「設備」の修繕です。
設備に問題があると、操業できなくなってしまったり、環境が悪化する可能性があるため、これらも修繕しておくと安心して業務を進められます。
まとめ
メンテナンスがおこなわれておらず、経年劣化が進んでいる工場・倉庫では、トラブルを未然に防止したり、建物内の環境を保つために修繕工事が必要です。
修繕工事には外装・内装・構造・設備の四種類があり、どこが劣化しているかによって必要な工事は異なります。
安心・安全な環境を保ち、長期的に工場や倉庫を使うため、定期的な修繕を検討しましょう。
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