工場の解体費用の相場はいくら?費用を抑える方法もご紹介
2024.09.08
工場用の土地を購入し、現在建っている工場を解体して建て直す場合は解体費用がかかります。
解体費用にはある程度の相場がありますが、状況によって変動するともいわれているため注意が必要です。
今回は、工場を解体する際の解体費用の相場や相場が変動する原因、解体費用を抑える方法についてご紹介します。
工場を解体する際の費用相場
工場を解体するための費用は、工場の建物構造別に相場が異なります。
1坪あたりの単価は、軽量鉄骨造で3.5~5.5万円、重量鉄骨造で4.5~5.5万円、鉄筋コンクリート造で6~8万円、木造で3~4万円程度です。
ただし坪数に比例して金額が増えていくわけではなく、坪数が増えるとその分重機や作業員にかかる費用が分散するため坪単価は低くなる傾向にあります。
10坪以下の面積と70坪以上の面積を比較すると、坪単価は3万円近く変動しますので、工場の解体費用は工場そのものの状況に応じて変動すると言えるでしょう。
工場の解体費用が状況により変動する原因
工場の解体費用が面積などの状況に応じて変動するのは、工場内に設置された設備や機械の量が案件ごとに異なるためです。
どのような機械や設備を、どれくらいの数導入していたのかによって、その撤去にかかる費用は変化します。
焼却窯や変電設備であれば、1式につき2~5万円ほどの撤去費用がかかるでしょう。
ただし、撤去を担当する業者によって設備の処分にかかる金額はさまざまです。
また、工場の建物を建てる際の土台の有無によっても解体費用は変動し、とくにコンクリート製の土台がある場合は、大型の重機で掘り起こすため高額な費用が必要です。
さらに、建材にアスベストが含まれているとその分の除去費用が上乗せされます。
工場の解体費用を抑えるには
工場の解体費用をなるべく抑えるには、不用品処分を自分たちでおこなうのがおすすめです。
専門的な処理を必要としない家電製品や廃材、不用品、行政に任せられる産業廃棄物などは、自力で処分すれば費用を抑えられます。
また、解体業者にも繁忙期があるため、工事時期の相談をしてみると安い時期に依頼できる可能性があるでしょう。
12~3月までは、解体業者に限らず建築業者は全体的に繁忙期に突入するので、費用が高いばかりか、依頼自体が難しい可能性があります。
なお、建物を解体したあとは建物滅失登記をおこなう必要があり、この手続きも自力で進めると費用を抑えられるでしょう。
まとめ
工場を解体する費用は、建物の構造や坪数、残っている設備や機械などの量によって変動します。
コンクリートの土台をしっかり作ってあったり、建材にアスベストが含まれていたりするとより費用が高くなりがちです。
自分たちでできる不用品の処分は自力でおこなうと、余計な費用を抑えられる可能性があります。
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