自動倉庫とはどのようなシステム?導入するメリットや種類も解説
2024.10.14
倉庫業の効率化を目指す際、導入を検討するべきシステムの一つが自動倉庫です。
賃貸している倉庫でも導入でき、在庫管理や作業工程を自動化できるので、スペースの有効活用や生産性の向上につながります。
今回は、自動倉庫とはどのようなシステムかと、導入によるメリット、さらにその種類について解説します。
自動倉庫とはなにかについて
自動倉庫とは、在庫管理や物流の作業工程を自動化するシステムの総称です。
オートメーションシステムを導入することで、商品や部品の入出庫、在庫の移動が自動的におこなわれ、人手をかけずに効率的な運用が可能となります。
自動倉庫の基本構造としては、商品を一定の場所に保管し、必要に応じて自動搬送装置が商品をピッキングして出庫する仕組みです。
このシステムにより、在庫の正確な把握が可能となり、誤出庫や欠品リスクを軽減することが可能です。
また、作業スピードが向上することで、出荷までのリードタイム短縮にもつながります。
自動倉庫のメリットについて
自動倉庫のメリットは、スペースを有効活用できることと、生産性を向上できることです。
自動化されたシステムにより、商品の保管が密集化され、自動倉庫を導入する以前と比較して、より効率的なスペース利用が可能となります。
また、従来は人の手を介しておこなっていた、商品を探す、運ぶといった作業を自動でできるようになるため、在庫管理や出庫作業における作業スピードを向上し、高い生産性を安定して発揮することが可能です。
この結果、商品管理の精度が向上し、クレームやトラブルの発生が減少することも期待できます。
また、従業員を短期間で増やすことは難しい場合も多いですが、自動倉庫の稼働時間を延長することで、繁忙期や急な需要増加にも柔軟に対応できます。
こうしたメリットにより、業務全体の効率化が図れ、コスト削減やサービス向上が期待できるでしょう。
自動倉庫の種類について
自動倉庫には、パレット型、バケット型、冷凍(冷蔵)対応型など、さまざまな種類があります。
パレット型は、パレット単位での保管に適しており、大量の商品を効率的に管理できます。
一方、バケット型自動倉庫は、小さな物品をバケット単位で効果的に収納できるシステムです。
バケット型自動倉は高層化や立体的な保管も可能で、天井などの空間を有効に活用することができます。
冷凍(冷蔵)対応型は、温度管理が必要な商品を自動で保管・搬送できるため、食品業界や医薬品業界での利用が多く見られます。
これらの種類から、自社の業務形態に最適なシステムを選ぶことが重要です。
どのシステムを導入するかは、保管する商品の特性や倉庫の規模、運用方法に応じて検討する必要があります。
まとめ
自動倉庫は作業工程を自動化し、在庫管理を効率化するシステムです。
スペースの有効活用や生産性の向上など多くのメリットがあり、種類もパレット型や冷凍対応型など用途に応じて選べます。
今回の記事を参考に、あなたの会社に最適なシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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