倉庫に設置できる天井クレーンの種類と設置の際の注意点をご紹介!
井クレーンとは、その名のとおり倉庫の天井に設置されるクレーンのことで、倉庫での作業の効率化に役立ちます。
おすすめの設備ではありますが、安全に運用していくには注意点もあります。
今回は倉庫の建築をお考えの方に向けて、天井クレーンの種類と設置の際の注意点についてお伝えします。
倉庫に設置できる天井クレーンの種類とは?
天井クレーンとは、工場や倉庫の壁に沿って設置されたレールを基準に走行するクレーンのことです。
重量のある荷物の運搬と揚げ降ろしが可能で、作業効率を高めることのできる設備です。
倉庫に設置できる天井クレーンには、3種類あります。
まず1つ目がサスペンション型で、レールから吊り下げる形で設置するクレーンです。
設置コストが安くレイアウトも柔軟で、設備の更新がしやすいのがメリットです。
一方で他の種類と比較して、持ち上げられる荷物の重量に制限があります。
次に、オーバーヘッド型は走行レールの上部にガーターを設置してクレーンを取り付けるタイプで、シングルクレーンとダブルクレーンの2種類に分けられます。
オーバーヘッド型は走行レールの上に設置するので、天井下の空間を最大限に利用できます。
サスペンション型よりも重量のある荷物を扱えることがメリットです。
シングルとダブルの違いはガーターの数で、ダブルクレーンのほうがより耐荷重が高いです。
ダブルクレーンのほうが導入費用は高額ですが、点検歩廊がついているのでメンテナンス費用は安く抑えられます。
倉庫に天井クレーンを設置する際の注意点とは?
次に、天井クレーンの設置と運用に関する注意点をご説明します。
まず、天井クレーンを新設するときにはクレーン設置報告書の作成が義務付けられています。
報告書のひな形は厚生労働省のホームページからダウンロードすることが可能で、種類や型式、つり上げ荷重などについて記入します。
天井クレーンを安全に運用していくためには、設置後も定期点検などのメンテナンスが重要です。
点検を怠ると、運搬物が落下するなどの大事故を引き起こす可能性があります。
天井クレーンは年に1度の大規模な定期自主検査にくわえて、月に1度の装置の点検が必要です。
そして日々の使用の際も、その都度安全確認をおこないます。
ご自身でのメンテナンスは重要ですが、事故を引き起こさないためには、信頼できる業者に設置を依頼することも重要です。
まとめ
今回は倉庫の建築をお考えの方に向けて、天井クレーンの種類と設置の際の注意点についてお伝えしました。
天井クレーンを設置することで、運搬が難しい重量のある荷物もスムーズに運ぶことができます。
報告書の作成や定期的な自主点検の実施など注意点を把握し、信頼できる設置業者を選定することも大切ですね。
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