倉庫や工場で用いられるドックレベラーとは?どんな種類がある?
倉庫や工場で使用される、ドックレベラーという装置をご存じでしょうか。
ドックレベラーは、工場や物流センターの積み下ろし作業において、欠かせない設備の一つです。
今回は、倉庫や工場をお探しの方に向けて、ドックレベラーとはなにか、ドッグレベラーの種類についてご紹介します。
貸倉庫や貸工場で使用されるドックレベラーとは?
倉庫や貸工場で、荷物の搬入・搬出をするときに、安全かつスムーズに作業を進めるためにさまざまな道具が使用されます。
ドッグレベラーとは、倉庫や工場で荷物の積み下ろしをする際に、建物の搬出入口の床とコンテナやトラックの荷台に生じる段差や高低差を解消するための装置です。
装置によって床を立ち上げて傾斜をつくることで、段差をなくす仕組みになっています。
ドッグレベラーを設置する目的は、段差の解消によって、事故の発生を防ぐことです。
段差を解消することで、フォークリフトの転倒事故や荷物の破損事故を防止することができます。
また、作業もスムーズにできるようになるため、安全性だけでなく作業効率も向上します。
効率的に仕事を進められることで、残業時間を減らすことができれば、働き方改革にもつながるでしょう。
貸倉庫や貸工場で使用されるドックレベラーの種類
倉庫や工場で使用されるドックレベラーには、主に以下の4種類があります。
機械式ドックレベラー
内部に設置されたスプリングが補助的に作動することで、段差を解消する仕組みです。
ほかのものと比べると比較的低コストで導入しやすいのが特徴です。
一方で、耐久性は低く、買い替えのスパンが短くなる可能性も高いでしょう。
エアー式ドックレベラー
空気の力で床を上昇させるタイプのドックレベラーで、重量物の作業に適しています。
オイルメンテナンスが不要なので、メンテナンスコストが安いところが特徴ですが、導入コストは高めです。
油圧式
油圧システムを動力として昇降するドックレベラーで、長寿命なところがメリットです。
使用頻度の高い作業に向いていますが、オイルメンテナンスの手間がかかります。
簡易式ドックレベラー
作業の際に、その都度設置するタイプの簡易的なドックレベラーです。
単純に建物とコンテナの隙間に置くだけなので、もっとも安価で数量を揃えやすく、複数台必要になる場合に向いています。
まとめ
今回は、倉庫や工場をお探しの方に向けて、ドックレベラーとはなにか、ドッグレベラーの種類についてご紹介しました。
ドックレベラーを設置することで、作業環境や安全性を向上させることができます。
さまざまな種類があるため、工場や倉庫の環境や使用頻度、荷物のタイプなどによって検討してみてください。
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