工場の分離発注方式とは?メリットとデメリットを解説!
工場を建設する際に、どのような発注方式を選ぶかは、工事の品質やコスト、納期などに影響します。
発注方式には、一括発注方式や分離発注方式などがありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
今回は、分離発注方式とはなにかと、メリット・デメリットについて解説します。
分離発注方式とはなにか
分離発注方式とは、建築工事を複数の専門工事業者に分けて発注する方法のことです。
この方法のメリットは、工事の品質やコストを細かく管理できることや、自分の希望にあった専門工事業者を選べることです。
一方、デメリットもあり、工事の進捗や調整を自分でおこなわなければならないことや、複数の契約や支払いが発生します。
そのため、分離発注方式を利用する場合は、建築知識や経験が必要になってきます。
分離発注方式のメリットについて
分離発注方式には、以下のようなメリットがあります。
まず、コストの面でメリットがあります。
分離発注方式では、設計と施工の見積もりをそれぞれ競争させることができるため、コストダウンが期待できるでしょう。
また、設計段階で施工業者に相談することで、無駄な工事や材料の削減が可能になります。
次に、デザイン面でもメリットがあります。
分離発注方式では、設計業者に自由な発想でデザインを依頼することができるため、オリジナリティや個性のある工場を建てることが可能です。
施工業者は、設計図に忠実に工事をおこなうことが求められるため、デザインの意図が損なわれることは少ないのです。
分離発注方式のデメリットについて
一方、分離発注方式にはデメリットもあります。
まず、設計と施工の連携が取りにくいため、手間がかかることがあります。
たとえば、設計図に不備や変更があった場合、施工業者と設計業者の間でやりとりをする必要があるでしょう。
また、施工中に問題が発生した場合、責任の所在が曖昧になることもあります。
そのほかにも、支払いが複雑になることがあります。
設計と施工を別々の業者に依頼するということは、それぞれに契約を結び、見積もりや請求書を確認する必要があるのです。
そのため、支払いの管理や精算が難しくなる可能性があります。
以上のように、分離発注方式には手間や支払いの面でのデメリットがあることがわかります。
まとめ
分離発注方式とは、工事の設計と施工を別々の業者に発注する方法です。
メリットは、設計の自由度が高く、コストや品質の把握がしやすいことです。
デメリットは、設計と施工の連携が難しく、工期の遅延やトラブルが発生しやすいといえるでしょう。
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