工場の建築でコストダウン可能な工法とは?ポイントを解説
2024.04.16
工場の建設を考えているお客様から、建設費を抑えるにはどうしたら良いかと相談されるケースがあります。
工場の建設には高額な費用がかかりますが、工法を工夫すればコストダウンが可能です。
今回は工場の建設でコストダウン可能なのはどのような工法か、費用を安くするポイントについて解説します。
工場の建築にかかる費用をコストダウンできる3つの工法
工場を建てるにあたってさまざまな工法がありますが、コストダウンできるのは主にシステム建築、プレハブ建築、テント倉庫の3つとなります。
システム建築とは、設計と素材、生産などをすべてコンピュータでシステム化している方法で、自由な設計ができるのが特徴です。
屋根と母屋のフレームを一体化するため、ほかの方法よりも時間が短縮され、コストダウンが可能です。
建設費の費用は最低でも約4,000万円かかり、工期は約3か月となります。
プレハブ建築は、工場で生産されたパーツを現場で組み立てる方法で、短期間で工場を建設できるのがメリットとなります。
建設時の費用は最低でも約3,000万円、工期は約3か月です。
テント倉庫は、鉄骨の骨組みにシートを被せて天井と壁を形作る方法です。
簡易的な造りのため、工期が約1〜2か月とほかの方法よりも短期間で建築できます。
注意点として、テント倉庫は紫外線に弱く、約10年ごとに品質の確認が必要になります。
10年以上長く利用する場合、テントの生地の張り替えや品物の移動などがかかり、維持費がかかるでしょう。
工場の建築をコストダウンするポイント
近年、資材が価格高騰しており、その分建築費が高くなっている状況です。
したがって、費用を抑えるためには、資材の使用量をいかに少なくするかがポイントになります。
システム建築を採用したり、資材を規格サイズで設計したりすると資材のコストダウンができます。
工場を建てるにあたって、どのような土地に建てるのかもコストを下げるうえで大事なポイントです。
たとえば、敷地が広い整形地はコストが抑えられる土地としておすすめですが、狭い土地や整形地でない土地はコストがかかるので注意が必要です。
建設時は、重機や搬送用のトラックで資材を搬入しますが、狭い土地や整形地でない土地は搬入が難しくなり追加費用がかかります。
そのほかにコストダウンするポイントとして、工程管理と人件費があります。
たとえば天候や資材が予定日に届かないなどのアクシデントがあると、工期どおりに建設が終わるのが難しくなり追加費用が発生するでしょう。
工期が延びるとその分人件費もかかるため、工期どおりに終わることが大切です。
まとめ
コストダウンが期待できる工法には3つの方法があり、それぞれ利点と欠点があります。
テント倉庫は簡易的な方法で工期が短いですが、10年以上長く利用する場合は維持費がかかるため注意が必要です。
建築費を抑えるポイントとして、資材の使用量を抑えたり、工程管理を徹底したりすることが大切です。
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