工場の購入に必要な諸費用は?売買契約や融資の際に発生する諸費用をご紹介
2022.06.16
工場の購入では、必要な諸費用も高額になりやすいです。
諸費用は基本的にローンに含むことができないので、事前にどのくらいかかるのか確認しておくことをおすすめします。
今回は工場の購入をご検討中の方に向けて、売買契約や融資を受ける際に発生する諸費用についてご紹介します。
工場の購入で必要な諸費用とは?売買契約で発生する諸費用
まずは、工場の購入の際の売買契約で発生する諸費用についてご紹介します。
売買契約で必要な主な諸費用は、仲介手数料と登記費用、印紙税です。
まず仲介手数料とは、工場の購入を仲介する不動産業者に支払う報酬のことです。
仲介手数料は、契約が決まったときにのみ支払う成功報酬で、売買契約で50%を支払い、残りの50%は引渡し完了時に支払います。
仲介手数料は上限が法律で決められており、400万円超の場合は「取引価格×3%+6万円+消費税」となります。
つまり、購入する工場の取引金額に比例して、仲介手数料も高額になります。
登記費用とは、名義変更や抵当権の設定のために必要な諸費用です。
不動産登記には登録免許税という税金も必要で、固定資産税評価額に税率をかけて算出します。
登録免許税に関しては、マイホームの購入では軽減措置が利用できますが、工場など居住用以外の不動産では適用されません。
印紙税は、売買契約書に貼付して納める税金で、取引金額に応じて税額が決められています。
印紙税は令和6年3月までに購入すると、軽減措置を受けることができます。
工場の購入で必要な諸費用とは?融資を受ける際の諸費用
工場の購入では、多くのケースで金融機関の融資を受けることになります。
融資の際に必要な主な諸費用は、事務手数料、印紙代、融資の保証料です。
事務手数料は、融資の手続きにかかる手数料のことで、金額は金融機関によって異なります。
事務手数料の支払いには、所定の印紙代も必要になります。
融資の保証料は、信用保証料とも呼ばれ、工場の購入など法人や個人事業主が融資を受ける際に、信用保証協会に保証人になってもらうための費用です。
融資の保証を受けるためには、企業規模や業種、区域、業歴などの条件を満たす必要があります。
また、工場の購入のための事業用の融資には、審査の厳しさや金利、借り入れの期間などの融資の条件に違いがあります。
借り入れの期間も短めに設定されていることもあるので、金融機関の融資条件を確認しておきましょう。
まとめ
今回は工場の購入をご検討中の方に向けて、売買契約や融資を受ける際に発生する諸費用についてご紹介しました。
工場の購入では高額な諸費用が必要になることもあるので、事前に概算を確認し、資金計画に織り込む必要があります。
融資の条件などは金融機関によっても異なるので、比較検討してみてください。
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