倉庫の購入時に利用できる創業融資とは?メリットをご紹介
2022.07.20
倉庫を購入するときに大きなハードルとなるのは、資金調達です。
住宅購入では住宅ローンが利用できるように、倉庫の購入でも利用できる融資制度があります。
今回は、開業に伴い倉庫の購入をご検討中の方に向けて、創業融資とはなにか、そのメリットについてご紹介します。
倉庫の購入で利用できる?開業のための創業融資とは?
創業融資とは、その名前のとおり開業時に受ける融資です。
通常、新しい事業を始めるときは実績がないことから、銀行などから融資を受けるのが難しいのが現実です。
創業融資は、そんな新しくビジネスを始める経営者を支援するための融資で、開業のために倉庫を購入する場合も対象になります。
創業融資には、日本政策金公庫の「新創業融資制度」と、各自治体が用意する「制度融資」の2種類があります。
「新創業融資制度」とは、保証人不要・無担保で借り入れができる制度で、利用には細かい要件があります。
自治体と金融機関、信用保証協会が協力して融資をおこなう「制度融資」は、低金利で融資が受けられる制度です。
信用保証協会が保証人のような存在になり、創業者に代わって立て替えて支払うという仕組みになっています。
倉庫の購入で利用できる創業融資のメリットとは?
民間の金融機関からの融資が難しいケースでも、創業融資を利用することで資金を調達することができます。
創業融資を利用するメリットは、自己資金が足りない場合に、親族から援助を受けたり、高金利なノンバンクから融資を受けたりしなくても、事業が始められることです。
とくに制度融資の場合は利子補給制度があるので、低金利で融資が受けられます。
新創業融資は制度融資ほど低金利ではありませんが、融資実行まで時間がかからないのがメリットで、3,000万円まで借り入れることが可能です。
また、事業を始めたばかりのころは軌道に乗るまで、資金ショートの可能性が高いです。
創業融資を受けることで、ある程度資金に余裕が持つことができるのもメリットのひとつです。
制度融資と新創業融資はそれぞれに異なるメリットがあり、また要件も異なるので比較検討が必要になります。
また、創業融資は何度も申し込むことはできず、審査は一発勝負です。
一度落ちると、事業計画を大幅に見直すことになるので、創業計画書などは入念に作成することが必要です。
まとめ
今回は、開業に伴い倉庫の購入をご検討中の方に向けて、創業融資とはなにか、そのメリットについてご紹介しました。
創業融資は、倉庫の購入でまとまった資金が必要になるときに利用できるおすすめの資金調達方法です。
2種類の制度が利用できるので、どちらがご自身に合っているか、それぞれのメリット・デメリットから比較検討してみましょう。
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