倉庫会社の売買におけるM&Aの市場規模を解説!売り手・買い手のメリット
M&Aとは企業の合併(Mergers)・買収(Acquisitions)のことですが、倉庫会社などの中小企業においては双方が納得したうえで、円満におこなわれるケースが多いです。
倉庫業界での倉庫や工場のM&Aの市場規模は、近年どのようになっているのでしょうか。
今回は、倉庫や工場の売買を検討中の方に向けて、倉庫会社の売買におけるM&Aの市場規模について解説します。
倉庫会社の売買におけるM&Aの近年の動向と市場規模
近年では、倉庫会社をとりまく国内の市場規模は縮小傾向にあります。
理由として、倉庫を利用する国内のメーカーや小売業が不振で、物流量が減ってしまっているためです。
国土交通省のデータでも、1990年代と比較して2010年代以降は全国の貨物物流は大幅に減少しています。
一方で、倉庫業界では大手の倉庫会社が独占しているわけではなく中小企業が多いため、市場での競争は今後も激化する見込みです。
規制緩和の影響もあり、新規参入する中小企業が増えたことも競争の激化に拍車をかけています。
また、国内での市場規模縮小を受けて、海外進出をする倉庫会社も増加傾向です。
物価の安いアジアなどに現地の倉庫を設置して、海外進出をするためのM&Aが進んでいるようです。
M&Aによって売買をおこなうことにより、自社の資金力だけでは困難だった新規事業に発展させることもできるでしょう。
倉庫会社の売買におけるM&Aの売り手・買い手それぞれのメリットとは
次に、倉庫会社がM&Aをするときの、売却・譲渡側と買取側の双方のメリットをご紹介します。
まず、売却・譲渡側のメリットは、後継者問題の解消と創業者利益の獲得です。
少子高齢化が進む日本では、後継者不足が深刻化していますが、M&Aによって雇用を維持し、事業を継続させることができます。
創業時から所有することで価値が高まった株式を売買できることも、大きなメリットです。
また、M&Aによって自社の力だけでは困難な新規事業にも発展させることができるでしょう。
次に買取側のメリットですが、倉庫拠点を一括で取得できるところです。
さらに、長年事業を継続してきた倉庫会社を買取ることで、経験豊富な人材を確保することが可能です。
まとめ
今回は、倉庫や工場の売買をと検討中の方に向けて、倉庫会社の売買におけるM&Aの市場規模について解説しました。
倉庫会社におけるM&Aは買い手だけでなく、売り手にとっても後継者問題の解決や事業の拡大などのさまざまなメリットがあります。
倉庫会社の売買やM&Aを検討する場合、最大の効果が得られる買取企業をしっかりと選ぶことが重要です。
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