危険物倉庫とは?静電気の危険性や静電気対策について解説!
貸倉庫をご検討中の方の中で、「危険物倉庫」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この危険物倉庫にとって、最新の注意を払わなくてはならないのが「静電気」です。
そこで今回は、そもそも危険物倉庫とはどのような倉庫なのかと、静電気の危険性や静電気対策について解説します。
危険物倉庫とは?静電気の危険性を解説!
危険物倉庫とは、建築基準法や消防法などの法律で定められた危険物を保管する倉庫のことを指します。
この危険物と密接に関わってくるのが冒頭でも説明した静電気です。
静電気が発生すると火花がでて、危険物に引火し、火災が発生するリスクがあります。
たとえば、第一石油類・第二石油類などの危険物は燃えやすいため、とくに注意する必要があります。
また、危険なのは火災だけではなく、爆発も考えられる点です。
とくに、可燃性のガスや液体、粉体を原因として、火災が起きた後に爆発が起きるケースが多いです。
なお石油類と同じく、粉体は発火しやすく、爆発し、除電が難しいといった注意点があるので、とくに慎重に取り扱うことが重要です。
危険物倉庫の静電気対策とは
ここまでで、危険物倉庫の概要と危険性については理解が深まったかと思います。
下記ではそんな危険物倉庫では欠かせない、静電気対策について解説していきます。
危険物倉庫内での静電気の発生を防ぐ方法は、いくつかあります。
まず、挙げられるのはアースを使用する方法で、導体と地面を線で繋ぐことにより、静電気を地面に逃がす形の静電気対策です。
比較的簡単に取り付けることができ、導体を要因とする静電気の発生を抑える効果があるので、おすすめです。
そのほかにも、専用の除電装置(イオナイザ)を使用し、物質の静電気を取り除く方法もあります。
高い電圧を使用し、空気を電離することにより、イオンを作り出して電気を中性にすることで静電気の発生を抑えるのです。
さらに、加湿をする方法もあり、空気中の水分量を上げることによって、静電気が発生しにくくすることもできます。
ここまで、いくつかの静電気対策を解説してきましたが、空調の調節などで簡易に静電気対策をすることもできるため、実践してみてはいかがでしょうか。
まとめ
危険物倉庫とは、法律で定められた危険物を保管しておく倉庫のことを指します。
そしてそんな倉庫で注意を払わなくてはならないのが、静電気です。
火災や爆発を起こしかねない静電気は、アースやイオナイザ、空調の調整などで対策が可能です。
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