工場や倉庫にもBCP対策は必要?建築時と通常時にしておきたいこと
2024.06.05
会社で新しく工場や倉庫を建てようと検討している場合は、BCP対策が必要になってくることが多いかと思います。
しかし、そもそもBCP対策にはどんな意味があるのか、どのように対策を決めたら良いのか、わからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、BCP対策とはなにかと対策すべき内容を建設時と通常稼働時に分けて解説します。
BCP対策とは?
BCP対策とは、地震や水害等の予期しない事象が発生した場合でも、会社の業務が継続もしくは復旧を早急にできるよう事前に計画を立てておくことを指します。
日本は地震が多い国であり、近年の災害でも被害が大きいことが多かったことから、政府としても企業が営業継続困難になるような状況になる前に対策してほしいと打ち出している対策なのです。
BCP対策をするメリットとしては、社員にとっては会社として何を優先的にしているのか、どういった行動をすればいいのかが明確なので、万が一の時に迷わず動けるというところです。
工場や倉庫を建築する上でのBCP対策
会社として新しく工場や倉庫を建てる際に考えるべきなのは、1つの場所にまとまって建築した場合にその場所が災害に見舞われると事業継続が難しいという点です。
そのため、1か所にまとめるのではなく、拠点を数か所に分けるといったことも対策の1つです。
また、災害の時はライフラインが止まるという場合もあります。
万が一に備えての、工場や倉庫に水や電気を貯蓄しておくような設備の設置も対策として有用です。
電気であれば、自家発電用の太陽光発電装置を屋根に設置するといったことをおこなうと良いでしょう。
更に、災害限定の対策になりますが、工場や倉庫を対災害に強い建築物にするというのも選択肢としてあります。
通常時におこなっておきたいこと
通常時には、非常時に備えて緊急時にどのような行動をしたらいいのか、何を優先したらいいのか等の計画を立てておくといいでしょう。
計画といっても会社の上層部だけが知っている情報としてではなく、会社の末端の社員まで、緊急時にどのような行動をすればいいのか周知している状態にしなければなりません。
また、いつ緊急事態が起こるとも限りませんので、緊急時の対策で常日頃から大切なデータのバックアップや防災設備の点検、防災訓練や避難訓練等、会社として事前に準備できるものはおこなっておくと、万が一の時に行動に移れるかどうかが決まります。
まとめ
日本は自然災害も多く、影響も年々大きくなっています。
そういった緊急事態に対して、平素からBCP対策を策定し、従業員に浸透させておくことが重要です。
工場や倉庫を新設しようと考えているのであれば、BCP対策を念頭に置きながら、検討してみるといいでしょう。
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